さて、フライヤーも完成し、ここからやっと情宣していくわけですが,
そもそも一体、何の為に、こんな事をお寺で催すのか?
そんな疑問を持っておられる方々も多いと思います。
「ええじゃないか市」の趣旨がようやく浸透してきたのは、お寺での色んな試行錯誤の日々をFBなどで日常的に共有して来た事も大きいと感じます。
ことに、今年から始めた元気の良い若者たちが出入りする「魁塾」という活動への皆さまの共感というのも有り難いものです。
「魁塾」でも学びや出会いを継続し、地域の大人達とも共有しながら、私達は実は
「風の無いところに風を起こそうとしているのです❣️」😃
一見平和で穏やかに見える日々の暮らしの根っこに見え隠れする「自分さえ良ければ」
という気持ちがいつの間にか私達の生活意識の基本になってしまった現代社会。「差別の無い社会を!人権を大切に!」と謳いながらも、実は、少しの差異、異質を排除していく風潮が、ひと昔前よりも、実は強くなり 許容力の無い社会を作ってしまっているような気がいたします。互いに自分の周りに壁を立てて、風はないけれど窮屈な世界を生きて、そんな中で、親に押しつけられた価値観で育てられるこども達というのは、果たして、本当に幸せと言えるでしょうか?
高度経済成長期に育てられ、上向きの価値観を刷り込まれた昭和28年生まれの自分が、縁により、親鸞聖人の教えの流れを汲むお寺で今、生かされています。この社会を、鑑みてみますと、自分自身が今のそんな社会を作り上げてきたのだと気付かされることです🙇♀️
「石・かわら・つぶての如くなる我ら」と、地に足付けて生きる人達と共に仏教の教えを聞いていかれた親鸞聖人のそんな言葉に、本当に頷いていく為にも、敢えての」「風」を起こし、自分達が建ててしまっている「壁」を一度、取り払いたいと思います。
そんな風が吹いた後には、誰もが「世界はもっと多様で美しい、楽しい💕」と気がつくような、そんな「風」を、この「ええじゃないか市&Live」で、あえて起こしてみたいと願っております🙇♀️
💛💚💙💜💔🖤❤️💛💚💙💜🖤💔
私の拙いfb投稿より🙇♀️
🌼2017年8月28~29日 「岡山 長島愛生園」一泊研修🌈
3年ぶりの「愛生園」行き。この夏休み、どうしても❣️との決意は、「愛生園」の方々が平均年齢86歳という超高齢で、伺ってお話が聞ける方々が、どんどん減ってしまったという厳しい現実。一方、前向きな気持ちで軌道に乗り始めた「魁塾」のメンバーに、学校教育では決して教わらないこの日本の「負の歴史」を知って欲しかった事🙇♀️が、ようやく実現出来る事となりました。
雨の予想も外れ、お天気の良い「歴史館」の前で入所者のSさんが、小豆島の案内を。続いて「歴史館」の資料の解説を丁寧にして下しました。
あえて事前学習などしなかったのは、こども達には、直接、話しを聞いて欲しかった為。前向きな気持ちで軌道に乗り始めた「魁塾」のメンバーは、学校教育では決して教わらないこの日本の「負の歴史」をどのように感じたのでしょうか?
雨の予想も外れ、お天気の良い「歴史館」の前で入所者のSさんが、小豆島の案内を。続いて「歴史館」の資料の解説を丁寧にして下しました。」は、どう映ったのでしょうか?
展示を熱心に写真にとりながら深妙な表情で展示に見入り納骨堂始め園内に残るあちこちの施設を回るうちに気分がとても辛くなってしまった彼ら。
「皆、色眼鏡で、他人を見るじゃろ?」との優しい語りかけは常日頃、その「色眼鏡」で見られている彼らには心に沁み入る語りかけだったに違いなかったと思う。
🌼2017年9月8日 「第5回 魁塾 岡山 長島愛生園」一泊研修報告会」
今夜は、二週間前、夏休み最終の土日で訪問した岡山県「長島愛生園」の報告会をやってくれました。
「行く前は、別にどうとも思わんかったし、食いモン美味いらしいし、海で泳げるらしいし、くらいに思ってた」と、飾らぬ正直な言葉で語り始めた。ケータイにとってきた写真をテレビ画面で見ながら、行っていない方には、園のパンフレットを配って、行った者は、色々と思い出して話しました。又、その画像に納めた歴史館にあった園の方々の詩歌を声を、改めて声を出して読んだり。その詠み人達はもうこの世におられない方ばかりだと思いますが、その詩歌を通して、今晩集った人達もお逢い出来た気がしました🌈
中学生の参加者4名、小学生3名、大人6名。車座になりながら、旅の感想は、否が応でも現代社会の話題に繋がり、気がつくと、二時間に及んで、本当に充実した温かな時間となりました💕
それだけでも十分に嬉しかったのですが、塾長が最後に「おくりさんが、卒業前に、もう一回、愛生園に連れて行ってくれるって」との嬉しそうな締めくくりは、飾らぬままの気持ちだったと思います。
愛生園に通い始めてもう随分になりますが、こんな素敵な報告会は初めてでした💖